糸掛け曼荼羅の作り方についてお伝えします。

こんにちは。アトリエみゅー代表彩りアーティストみゅーです。

 

この記事は、糸かけ曼陀羅の作り方についてわかりやすく説明していますので、ぜひ読んでみてください。

 

糸かけ曼荼羅の基本パターン 

教室によって基本とするピンの数は違う場合があります。

こちらではアトリエみゅーで使用しているパターンでご紹介いたします。

 

 

糸かけ曼荼羅の基本パターン 24ピン

ピンの数は少ないのですが、 変則的な掛け方をするところがあり、 少し混乱するかもしれません。

落ち着いてやってみれば大丈夫です。 

 

テーマは「優しさ」「正義」「慈愛」

 

糸かけ曼荼羅の基本パターン:32ピン 

 私の中では一番掛けやすい ピンの数だと思います。

 必ず掛け始めのピンに戻るので間違いにも気づきやすいです。 

 

テーマは「挑戦」「冒険心」「自由」

 

糸かけ曼荼羅の基本パターン:48ピン

 24ピンのように変則的なかけ方をするところがあります。

 落ち着いて掛けていきましょう。

 

テーマは「太陽」「純粋」「楽しむ」

 

糸かけ曼荼羅の基本パターン:55ピン/66ピン/77ピン

ピンの数は増えてきますが 32ピンのように 必ず1周回ると掛け始めのところに戻るので 比較的 掛けやすいと思います 。

 

55テーマは「情熱」「リーダー」「パワフル」

66テーマは「光」「クリエイティブ」「自己表現」

77テーマは「前向き」「行動力」「輝き」

 

糸かけ曼荼羅の基本パターン:88ピン

かなりピンの数が増えてきましたね。掛け進めると 目が詰まって、織物のようにも見えるタイプです。

 必ず 掛け始めに戻るのですが、たくさん 糸がかかっているので どれがどの糸か判断しにくくなる場合があります。 

 

88テーマは「追求心」「集中力」「直観」

 

糸かけ曼荼羅の基本パターン:108ピン

 88ピンよりも目が詰まった感じで、出来上がったものを見ると感動もひとしおです。

慎重に 数えないと間違えてしまい、どこが間違いか分からなくなってしまうことがあり 、終りに近付いてから気付く場合もあります。

 

108テーマは「中立」「美」「平和」

 

 

どのパターンも、一度も掛け間違わず掛けられるという方は少ないですし、「間違えないこと」を目的にしているわけではありません。

 

始めたばかりは要領が分から無いということもありますが、慣れてきたから間違えないという事でもありません。

間違いに気付いたときに どう対処するか?

潔く戻るのか、諦めきれず糸をジーっと見つめ、間違い個所を探すことに時間を使うのか。

あなたはどちらを選択しますか^^

 

ここも良い悪いはありませんね。

 

 

糸掛けに必要な道具 

コンパス 分度器 板 鋲 トンカチ 釘ガイド 

ピンセット 目打ち(千枚通し) 糸 ボンド ハサミ

お道具はホームセンターや手芸品店などで手軽に購入頂けますが、ご希望の方には 私の販売サイトでおまとめ購入、単品購入も可能です。

こちらでご紹介のお道具、アトリエみゅーのワークショップ時等は、こちらでご用意させて頂いております。

 

コンパスと分度器

 

円形に必要数の鋲を打つ場所へ目印を付けていきます。

コピー用紙などに書くと良いと思います。

直接コンパスで板に書くと 書いた線を消す作業が大変かもしれませんね。

 

表計算ソフト等で 円グラフを作って パターン用紙を作っても良いと思います。

 

材質は柔らかすぎず 硬すぎず が最適。

 

やわらかい材質は打ち付けた鋲が抜けてしまう場合があります。

硬すぎると場合により鋲が曲がってしまったり、思ってない方向に歪んで入ってしまうことがあります。

チョイスが難しいかもしれませんが、 私の場合は 桐集成材 焼き桐板 焼き杉板 または棚板用のボードを使っています。

実際に使ってみて自分の感触を確かめてみるのが良いかもしれません。

大きい作品には ラワン材の合板を使っています。

 

また 板を使わなくてはいけないわけではなく、厚紙やコルクボードなどを使用して糸掛けをする方法もあります。

 

鋲(びょう 釘でも可)

「16 #18」 というサイズの丸鋲 ステンレス製と真鍮製を現在、 使用しています。

16mmの長さで 8mmほど板から上に出て、下に8mmほど板に打ち込まれていることになります。

鋲のサイズはいろいろありますので板の大きさ、厚みなどで使い分けられることをお勧めいたします。

鋲は 材質的にはステンレス、真鍮、鉄。色を塗られたカラーのものもあります。

鋲が中に打ち込まれる長さより板が薄いと、鋲が突き抜けてしまい、テーブルを傷付けたり、怪我をしてしまうことも考えられます。

また 薄いからと 鋲の打ち込む長さを短くしてしまうと 糸を掛けている際に強く張ってしまった場合、鋲が抜けてしまうことも考えられます。

 

トンカチ

板に 鋲を打ち付ける際に使用します。

慣れるまでは力の入れ具合が分からないかもしれませんが、手首を柔らかくして 下に落とすときの重みで鋲を打ち付けると良いと思います。

肩に力入ってると肩凝ったり 腕が痛くなったりしますよ^^

楽に、力み過ぎないでトントンやってみてください。

万が一鋲打ちを失敗した板があったら 練習に使ってみると良いかもですね。

 

鋲ガイド

鋲ガイドは鋲を挟んで、高さをある程度揃えるためでもあります。

鋲を指でつまみ、打ち付けることが難しいため、あった方が便利です。

ガイドがなくてもピンセットなどで代用できます。

 

ピンセット・ 目打ち(千枚通し)

 

 ピンセットは、糸をつまんだり誘導するときに使います。

鋲を打つ時や鋲の隙間を調整したいときにも使います。

 

目打ち(千枚通し)は、鋲の釘穴に  印をつけたりするときに使います。 

鋲の傾きや、隙間を調整したいときにも使います。

 

糸 

掛けたい色の糸。セットで販売されてるものもあり手芸品店などで 手軽に揃えることができます。

掛ける糸の種類は決まってないので お家にある縫い糸、ミシン糸、毛糸、レース糸でも掛けることができます。

 

もう一つ必須ではないのですが、私の場合は 別で、ラメの入ったようなきらきらとした金糸を使用します。

(これを使用するのは意味があり、説明はまた別でさせて頂きます。)

 

ボンド・ハサミ 

ボンドは 糸の結び目に千枚通しや爪楊枝などに少量糸の結び目に付け、しばらく乾燥させます。 

結び目のボンドが乾いたらハサミで余分な糸を切ります 。

糸が残って気になるようであれば 再度ボンドを付け

ほかの糸の隙間に入れるようにすると、きれいに仕上がると思います。

 

 

糸掛け曼荼羅作り方

実際に作ってみましょう。

ここでは 32ピンで 説明いたします 。

 

①型紙を作ります。 

 コンパスで円を書いて 32ピンの型紙を作ります。

 32分割するので  360度を32で割ると1箇所が11.25 度。

11.25度毎にコンパスで書いた円に印をしていきます。

ちょっと大変ですね^^; 

細かくて大変な作業ですから、表計算ソフトなどで グラフを作って 型紙に応用する手もありますね。 

一度作って 再利用できるようにしておくと良いと思います。

私は出来上がった型紙をパウチして繰り返し使えるようにしています。 

②型紙を板に合わせる。 

板の対角線の中心に印をして、 型紙の中心と合わせたり、板の淵から同じくらいの寸法になるように円を配置しても良いかと思います。

板の縁から、1cm ~2cmぐらい空けると良いかと思いますが、大きさのバランスはご自身の感覚で大丈夫です。

型紙を置いたら32分割したところをそれぞれ、目打ち または千枚通しで印をしていきます。 

型紙を置いたまま 直接鋲を打ち、後でびりびりと破く方法もあります。

④印を付け終わったら、実際に釘を打っていきます。

 釘ガイドやピンセットで位置を確認しながら、できるだけ鋲が真っ直ぐになるよう 板に鋲を打ち付けていきます。。

   

      

⑤鋲を打ち終わったら実際に糸をかけていきます。

糸を掛ける前に、私がいつもしていることは、 板の木目をどの向きで飾ったらしっくりくるかという板の向きを探して下さい。 

   

板の上下が決まったら 一番 下になるところから始めます。 

⑤糸を掛ける際は後で 糸結びをする時、短すぎると結びにくいため 約 5cm ほど余分に糸を手元に残して掛け始めてください。 

糸をかけ始めるところは 必ず最初にかけた鋲のところから始めます。

 

⑥32ピンの場合 6回 掛け替えますので最大6色の糸をご用意ください。

  15 13 11 9 7 5  が掛け数です。

最初に 6色 選んでも良いし、 掛け換えるたびに糸を選んでも良いと思います。

最初に6色選んだ場合、選んだ糸に違和感があれば、他の糸を選び直しても良いと思います。

また 6色 使わなくてはいけないということではなく 1色で掛ける方もみえますし、 2色を交互にかけられる方、などなど、 いろんなパターンがありますので自分が思ったようにかけていただくと良いと思います 。

⑦32ピンの場合 6通りの掛け数がありますので、大きい数字から掛け始め かけ終わりましたら 完成です。 

  15 ⇒ 13 ⇒ 11 ⇒ 9 ⇒ 7 ⇒ 5

⑧ですが

金糸など キラキラした糸がある場合はもう一度最初にかけた掛け数で一通り糸掛けをしてください。

金糸はナイロン系の素材が多く 引っ張りすぎると切れやすいので 丁寧にお取り扱いください。 

  

こうすることで出来上がった糸かけ曼荼羅が更にきらきらと輝きます。

この意味は ワークショップや講座に来ていただいた方に直接お伝えいたします。

⑧かけ始めの ピンに糸が集中して結ばれています。

全て完了したら、ボンドを少量、爪楊枝や目打ちの先に取り 結び目に付けてください。

そうすることで結び目の糸が解けにくくなります。

⑨掛け始めに 5cm ほど残して糸を掛けたと思いますが 、それが鋲のところに残っていると思います。

糸を束ね 不揃いになった先を 切り揃え、 フリンジにしておかれる方もみえますし、 鋲の近くで 短く切りそろえられる方もみえます。

お好みで構いませんので、フリンジ にされる場合は糸を束ね先を切り揃えたら完成です。念のため結び目にボンドを着けておいてください。

短くされる場合はボンドが固まってから 結び目 近くで切って下さいね。 

⑩完成したら ご自身の お好きなところに飾って下さい。

 

~20cm 程度までのものであれば、 押しピン などで飾り付けることもできます。 

壁掛けにされる場合、落ちてこないようにお気をつけ下さい。

 

 

糸掛け曼荼羅ワークショップに参加してみませんか?

 

 

マンツーマンまたはグループで対応致します。(最大8名様まで)

おひとり様の金額:4000円~です。(コースにより変動いたします)

ワークショップの所要時間:2~3時間です。(コース 人数により変動いたします)

出張で糸掛け曼陀羅のワークショップも開催していますので、お気軽にお問い合わせください。

 

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※準備するものは特にありません。板 鋲 糸 他 道具類はこちらでご用意いたします。